鬼の背中に灸をする

知識ではない知恵を鍛えるブログ

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過労死

『過労死』という言葉を聞くたびに、とても嫌~な気持ちになる。

嘗て私の息子も、大学を卒業し就職してから、朝の5時に出掛けて夜中の12時に帰宅する日が続いた。


「お昼休みは取れるのか?」と聞くと
「いや、まとまった時間はないから、パンをちょっと食べて直ぐに仕事だよ」という答え。
彼の会社は小売業で、ご多分にもれず現場は常に人手不足だったから、その位働かなければ一日の仕事が終わらないのだという。
それじゃ、いったい一月どの位働いているのかと計算した所、大体、16~17時間×22日。
残業時間はゆうに100時間を超えていた。

但し、同じ業種では給料はトップクラスで、休みも基本的に週二日はあったのだから、よくいわれるようなブラック企業にはあたらないのかもしれない。
しかし、私が彼の体を診ると、何処を触っても「痛い!」と悲鳴を上げるし、特に心臓の裏側にあたる背骨は、軽く触れるだけでも体を捻じって痛がった。
また、アレルギー症状なのか、手足の皮膚が炎症して赤くなっていて、それは、とても未だ20代前半の若者の身体とは思えなかった。

「おい。このまま行くとお前死ぬぞ」

私は決して脅しではなく、本気で息子にそういった。
長年人様の体を診て来たのだけに、体の発する危険信号がとっくに赤く点滅しているのが分かったからだ。

勿論、息子の人生だから、親といえども口出しをすべきではないとも思うし、今の社会が正社員に成ることさえ難しいだけに、少々の迷いはあった。
しかし・・・それでも死んでしまっては元も子も無い。
まして死と引き換えにしなければならない仕事など無い筈。

幸い、彼自身もこのまま仕事を続けても、やがて限界が来ることを感じていたらしい。
暫くすると会社に辞表を提出し、無事仕事を辞めた。
そして今では、別の会社に転職し、前よりも少しは余裕を持って仕事をしている。
まあ、身入りは随分と減ったらしいがね(笑)

あれから一年が経つ。
私は彼に治療を施し、今ではあの悲鳴を上げていた身体も若者らしいエネルギーを取り戻している。

最後に、これを読んでいるあなたに
これだけ言わせて欲しい。

何があっても親を悲しませては行けない!

頼む。

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